どーも、ミヤノチヒロ(@chihiro_miyano)です。
ちょっとワイヤレスヘッドホンを使ってみたいなぁと探していたところ、圧倒的な高評価とセールに惹かれて、オーディオテクニカ『ATH-M50xBT2』を購入しました。
実際ATH-M50xBT2が、どれくらい高評価なのかというと、Amazonではレビューが23,803件、平均星数は4.6という驚異の数字を叩き出しています。(2023年1月5日時点)
そんなATH-M50xBT2を私も使ってみましたが、コスパの高さや手軽に楽しめる圧迫感の無い音楽体験など、評価が高いのにも納得のワイヤレスモニターヘッドホンでした。
そこで今回はATH-M50xBT2を購入して感じたメリットとデメリット、どんな人におすすめのヘッドホンなのかレビューしていきます。
- フラットな音質
- 圧迫感のない音楽体験
- コスパ良し
- バッテリー持ちが良い
- 慣れるまでコントロールボタンが押しづらい
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2の特徴・デザイン
ATH-M50xBT2は、同社の定番モニターヘッドホンATH-M50xがワイヤレスにも対応したモデル。そのため接続方式以外の仕様は同じになります。
『ATH-M50xBT2』スペックシート
型式 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー | φ45mm |
再生周波数帯域 | 15~28,000Hz |
インピーダンス | 38Ω |
通信方式 | Bluetooth標準規格Ver.5.0準拠 |
対応コーデック | LDAC、AAC、SBC |
使用可能時間 | 連続通信(音楽再生時):最大約50時間 |
質量 | 約307g |
付属品 | ・30cm充電用USBケーブル(USB Type-A/USB Type-C) ・1.2mコード(φ3.5mm金メッキステレオミニプラグ/L型) ・ポーチ |
価格 | 23,980円 |
ATH-M50xBT2で選べるカラーは3種類(ブラック / メタリックオレンジ / ディープシーブルー)。
オーディオテクニカでは毎年、投票で選ばれた新色を発売する企画が行われており、2023年の夏頃には新色のアイスブルーが発売予定です。
私はブラックを購入しましたが、アイスブルーも爽やかでコーデの差し色になりそうで良さそうですよね。流石に2台目は買いませんが、めっちゃ好みのカラー。
開封・付属品
それではATH-M50xBT2を開封して、ヘッドホン本体と付属品を見ていきます。
同梱物一覧
- ヘッドホン本体
- 収納ポーチ
- 充電用 Type-Cケーブル
- 有線接続ケーブル
- マニュアル類
充電用のType-Cケーブルには、しっかりとオーディオテクニカのロゴマークが刻印されていて気分がアガりますね。
もしもパソコンやUSBハブではなく、コンセントから充電したい場合はACアダプタが付属されていないので、別途必要になります。
ATH-M50xBT2はワイヤレスだけでなく、有線接続にも対応しているので、専用のケーブル(品名:CORD ASSY M50xBT2)が付属しています。
有線接続のときは、ヘッドホン本体のバッテリーを使わないため、電源はオフにしてもオッケー。
付属の収納ポーチはシボのある合皮素材が使われており、なかなか高級感があります。ただ残念なことに巾着タイプなので使い心地はイマイチ。
ヘッドホンを折りたたんでも少し窮屈な印象があったので、抵抗がなければ首に掛けて持ち歩くのがベストだと思います。
本体のデザイン
ここからはATH-M50xBT2本体の細部をチェックしていきます。
全体のデザインは同社のモニターヘッドホンATH-M50xと、ほぼ一緒です。有線接続のコネクタ部分、コントロールボタンの有無以外に違いはありませんね。
ハウジングとバンドには、フィット感を高めるための回転機能とバンド調整機能が備わっています。バンド調整部分は微かにクリック感がありますが、ほぼ無段階というくらいスムーズ。
着け心地に直結するイヤーパッドとヘッドバンドには、フカフカとしたクッションが使われており、2時間弱着けていても頭頂部や耳に痛みは感じられませんでした。
ハウジングにはシルバーのサークルデザインとオーディオテクニカのロゴ。あまり目立ちませんがATH-M50xBT2の製品名も刻印されていますね。
コントロールボタンや有線接続用のジャック、充電ポートは左側のハウジング下部に集約されています。
機能性
ATH-M50xBT2には多くの機能が備わっていますが、主要な機能は以下の通り。
- サイドトーン機能
- マルチポイント機能
- 低遅延モード
サイドトーン機能は通話の際、周囲の音や自分の声も収音することで自然な通話ができる機能。通話の際に自分の声をモニタリングできるので変に大きな声にならず、周りから変な目を向けられることはありません。
マルチポイント機能はスマホやPCなど2台の端末と同時に接続することができる機能です。私は利用していませんが、自宅でのリモートワークなどには活躍しそうな機能ですね。
低遅延モードは動画視聴やゲームをプレイする時に遅延なく再生できる機能。ただこの機能を使わなくても、そこまで遅延を感じたことがないんですよね。音ゲーなどのシビアなゲームをプレイする人には良い機能ですが、動画くらいならオンにしなくても良いと思います。
専用アプリ「Connect」
ATH-M50xBT2は、オーディオテクニカ製品を便利に使える専用アプリ「Connect」に対応。
「Connect」ではバッテリー残量の確認、イコライザー機能など、アプリ上で簡単に操作することができます。
アプリ自体はキビキビと動作しているので、対応するイヤホンやヘッドホンが多機能になるほど便利なアプリとなりそうな潜在能力を感じました。
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2のメリット・良かったところ
Amazonなどのレビューで高評価が多く、絶賛されているATH-M50xBT2ですが、実際に私も使ってみて良いなと感じたことは多いですね。
ここからは、私がATH-M50xBT2を実際に使ってみて、どんなところに良いなと感じたのかを紹介していきます。
フラットで定位もハッキリしている音質
いつもリファレンスで聞いているDonald Fagen『I.G.Y.』を再生してみると、イントロのハイで定位の良さを確認。分離感も良好で、バンドサウンドも集中してモニターできそうです。
モニターヘッドホンですので、ジャンルによって美味しいところをグッと引き出すような音は出せませんが、逆にジャンルを問わないバランス感はメリットとも考えられますね。
制作に使えることを考えればコスパ最高
私の場合はブラックフライデーのタイミングだったので、ポイント還元含めると15,000円くらいで購入できました。通常ですと、およそ20,000円くらいで購入できるんじゃないでしょうか。
単純にワイヤレスヘッドホンとしての機能性や音質を考えてもコスパが良いと感じます。楽曲制作や映像制作をしている人にとっては、外出先で同じような制作環境を確保できて特にコスパ最高。
高級過ぎて使うのに繊細になることもなく、安物買いの銭失いになることもない、お手頃な価格帯ではないでしょうか?
圧迫感の無い音楽体験は一聴の価値あり
ここ最近はノイズキャンセリング機能に慣れていたせいもあり、あの独特の圧迫感をスルーしていましたが、やっぱり無いに越したことはありませんね。
ATH-M50xBT2を使い始めてからは、圧迫感の無い音楽体験ができており、逆にノイズキャンセリング機能を久しぶりに使うと違和感を感じるようになりました。
ノイズキャンセリング機能やイヤホンばかり使ってきた人は、ヘッドホンの圧迫感の無い音楽体験を一度は体験してみるのをおすすめします。
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2のデメリット・気になったところ
ATH-M50xBT2を購入してからというもの、通勤やお出かけに使っており、非常に満足しています。そんな中で、ここはちょっと気になるなぁという細かい点にも気づいてきました。
ここからはATH-M50xBT2を使ってみて、私が気になった点を紹介していきます。
コントロールボタンは慣れが必要
ATH-M50xBT2を使い始めて、しばらくは電源ボタンやボリュームコントロールの押し間違いが頻発していました。慣れるまでは仕方ないとはいえ、電源ボタンに突起があるだけで解決するような点なので惜しいなという印象。
慣れてしまえばどうということではありませんが、日によってヘッドホンやイヤホンを変えるような人は、慣れるまではストレスになるかもしれませんね。
まとめ|オーディオテクニカ ATH-M50xBT2 レビュー
今回は、各所で高評価のオーディオテクニカ『ATH-M50xBT2』を使ってみて感じたメリットとデメリットについてレビューしてきました。
総括としては、サブスクや複雑な楽曲が多い現代、モニターヘッドホンのようなバランスの良い出音が支持されていることもあり、価格や性能において高評価も納得のワイヤレスモニターヘッドホンですね。
制作活動をしている人にはもちろん、ちょっとヘッドホンで音楽を楽しんでみたいなと興味がある人は購入を検討するのをおすすめします。