跳ね回る緩急が魅せて読ませるオカルティックアクション|『二兎の除霊師』市川ヒロミ

『二兎の除霊師』紹介記事のアイキャッチ

バニーと和装で霊を殺れ!

今回は、セリフやコマ割りだけでなく、展開やイラストの跳ね回るような緩急に魅せられ、読ませるアクションマンガ『二兎の除霊師』を紹介していきます。

目次

『二兎の除霊師』市川ヒロミ

ヤンジャン!|集英社・ジャンプ系...
二兎の除霊師第1話 除霊|ヤンジャン!集英社公式・ジャンプ系青年マンガ誌アプリ 除霊師の五辻とうるかは依頼を受けて"悪霊"を祓う毎日を送っていた。彼らの目的は、ある悪霊を捜し出して斬ること。そこにはかつて死んだ女性に対する、五辻の強い想いと弔...

『二兎の除霊師』は、週刊ヤングジャンプ2024年48特大号から連載開始のアクションマンガ。

作者の市川ヒロミさんは、週刊ヤングジャンプ月例新人漫画賞シンマン賞#104にて史上二人目となる入選を果たし、その後に『二兎の除霊師』で初連載を獲得されています。

初連載作品の『二兎の除霊師』は2025年4月に単行本1巻が発売され、私も単行本を購入したことで初めて作品を知りました。週刊ヤングジャンプを購読している方の中には単行本の発売を心待ちにしていた方も多そうですね。

あらすじ

除霊師の五辻とうるかは依頼を受けて“悪霊”を祓う毎日を送っていた。彼らの目的は、ある悪霊を捜し出して斬ること。そこはかつて亡くした女性に対する、五辻の強い想いと弔意があった。ふたりの除霊師の仇討ちの旅が始まる──。

Amazon『二兎の除霊師』商品ページより引用

読感

『二兎の除霊師』単行本1巻の背表紙帯部分

『二兎の除霊師』を読んだ感想は、ただひと言で最高

キャラクターの特異性、デフォルメと描き込まれたコマの破壊力、物語の展開、コマ割りやセリフのセンスなど随所に魅せられ、読ませるマンガ

1ページの破壊力が強いのはもちろん、細かな描写も丁寧ながらも大胆な発想で描かれているのが感じられました。

すべての要素において、跳ね回るような緩急があり引き込まれていきますね。単行本1巻のラストも圧巻の引きで続きが読みたいと思わせられましたね。

帯に書かれた「バニーと和装で霊を殺れ!」というキャッチでギャグ要素が強そうに感じる方もいるかも知れませんが、ギャグ的なデフォルメとセリフは綺麗なイラストと陰惨な物語とのギャップを生み出して良き塩梅です。

『二兎の除霊師』市川ヒロミ|まとめ

ここまで『二兎の除霊師』の紹介、簡単な読感をしてきました。

おそらく「次にくるマンガ大賞」にノミネートされるでしょう。それくらいインパクトを受けたマンガです。

他の作品を出すと二番煎じのような印象を与えてしまうかもしれませんが、『チェンソーマン』の1ページに、『東京喰種』のキャラクターに、『呪術廻戦』の陰鬱さに、『BLEACH』のオサレ感に、一度でも魅せられたことがある方は、ぜひ読んでみてください。

それでは、お疲れ様でした。

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