どーも、ミヤノチヒロ(@chihiro_miyano)です。
先日、新作のフリクションボールを店頭で見かけたところ、進化したインクを試してみたくなり購入してみました。
私が学生の頃、フリクションシリーズが発売されて画期的だと感じたのを覚えています。ただインクの薄さに不満があり使っていませんでした。
新しく発売された『フリクションボールノックゾーン』は、まさに正統な進化を遂げた納得のブラックが書けて消せるボールペン。
そこで今回は、パイロット『フリクションボールノックゾーン』のインスピレーショングリーンを購入して感じたメリット、デメリットについてレビューしていきます。
- 納得のブラックが書ける
- スラスラと滑らかな書き味
- 通常モデルとの違いはボディ素材のみ
- インクの乾きが遅い
パイロット『フリクションボールノックゾーン』の特徴・デザイン
本体のデザイン
フリクションボールノックゾーン(インスピレーショングリーン)スペックシート
製品名 | フリクションボールノックゾーン |
品番 | LFBKZ-3SEF |
種類 | ゲルインキボールペン |
サイズ | 最大径φ 11.4mm 全長 150mm |
ボール径 | 0.5mm(極細) |
グリップ | 樹脂 |
ノック方式 | クリップスライド方式 |
インキ | プレミアムフリクションインキ(水性ゲルインキ) ※完全消色温度/65℃前後 |
替芯 | LFBKRF50EF |
消去用替ラバー | LFBKZRU23-5B |
カラー | インスピレーションレッド / インスピレーションブルー / インスピレーショングリーン |
価格 | 3,300円 |
今回、私が購入したのは『フリクションボールノックゾーン』の中でも、一番高価格のマーブル調樹脂がグリップに施されたモデル。カラーはインスピレーショングリーンです。
本体のデザインはブラックとシルバーを基調に、グリーンのグリップがアクセントになっていて高級感があります。ホワイトやブラックのマーブル調樹脂モデルが出たら、さらに人気が出そうですね。
持ってみると見た目ほど重さを感じず、安っぽい印象。ただ重心は下の方にあり、安定した書き心地をしています。高級なデザインですが、あくまで実用性を重視した製品ですね。
進化した「Ver.2レフィル」を搭載
こちらの金属レフィルが、進化した「Ver.2レフィル」です。パイプの厚みを薄くすることにより、従来の樹脂レフィルよりも筆記距離が約40%アップした新作のレフィル。
「Ver.2レフィル」の内部には新開発された「プレミアムフリクションインキ」が採用されており、ブラックではインキ濃度が30%も高くなっているとのこと。
がたつきを抑制する「チップホールドシステム」
ペン先には新開発の「チップホールドシステム」が搭載されており、ペン先のがたつきが抑制されます。似たような機能だとゼブラの『ブレン』が有名ですね。
実際に書いてみて、ペン先のがたつきは比較的少ないと感じました。ただ『ブレン』ほどの効果はありませんが、かなり近いレベルで抑制できています。
不快なノック音が低減された「ノイズカットノック」
『フリクションボールノックゾーン』のノック部分には、従来のフリクションシリーズに比べて、ノック音が78%低減された「ノイズカットノック」が採用されています。
今まで(カチャッ)と鳴っていたとすると、「ノイズカットノック」では(カシャッ)とカメラのシャッター音のような、軽くて心地良い音になっていました。
パイロット『フリクションボールノックゾーン』のメリット・良かったところ
納得のブラックで視認性が改善
従来のフリクションシリーズは、ブラックと謳っていてもグレーに見えるインクの薄さでした。しかし、今回の『フリクションボールノックゾーン』は、まごうことなきブラック。
実際に書いてみると、インクが濃くなったことで紙と文字のコントラストがしっかり出ています。見返したときの視認性が改善されており素晴らしい。
スラスラとした書きやすさ
『フリクションボールノックゾーン』を使ってみて感じたのが、とにかく書きやすい! 滑らかなインク、がたつきの少ないペン先など、様々な機能のおかげでスラスラと書けます。
いつまでも書いていたいと思うくらい、スムーズな書き心地は若干の中毒性あり。今では重要書類以外『フリクションボールノックゾーン』を使うようになりました。
パイロット『フリクションボールノックゾーン』のデメリット・気になったところ
価格差の違いは本体素材のみ
私が購入した『フリクションボールノックゾーン』のマーブル調樹脂モデルは3,300円。対して通常モデルは550円と安価です。かなり価格差がありますが、実際に違うのは本体素材のみ。
『フリクションボールノックゾーン』の素晴らしい書き味や機能性を体験するだけなら、3,300円のモデルは不要。これは550円の通常モデルがコスパに優れ過ぎているともいえるかもしれませんね。
インクの乾きが遅い
「Ver.2レフィル」ですがインクの出が良すぎて乾くのが遅い印象を受けました。少し掠れて汚れたとしても消せるので問題はありませんが、手帳などに速記する際は気になるかも。
使用用途が明確な人は一度試し書きをして、どれくらいのスピードで乾くのかを確かめた方が間違いありませんね。
まとめ|パイロット フリクションボールノックゾーン レビュー
今回は、パイロット『フリクションボールノックゾーン』のインスピレーショングリーンを購入して感じたメリット、デメリットについてレビューしてきました。
大きな進化としては、やはりインクの濃さが納得できるブラックなこと。私のように不満を持っていた人も多いと思うので、ぜひどれくらい濃くなったのかチェックしてみて欲しいですね。
『フリクションボールノックゾーン』は消せるという特性上、公的文書作成やビジネスの重要書類には使用できない点は注意してください。
普段使いのペンに、滑らかな書き味と利便性を求めるなら、購入を検討してみるのをおすすめしたい一本。個人的には550円のモデルが一番コスパが良くおすすめです。