まだ私が大学で映像音響を学んでいた頃、RCF のコンパクトモニタースピーカー『AYRA 4』が、当時生産終了かなにかの理由で投げ売りされており購入した。
そこから約10年ほど、デスクで RCF『AYRA 4』を使用してきたが、バスレフポートが前面にある構造、イタリアメーカーらしい洒落たデザイン、定位の良さなど気に入っている点は多々ある。
しかし、既に生産終了品となっているため、新品で入手することは難しい。壊れるまでは使い続けたい不満の少ないモニタースピーカーだ。

- 機材感を抑えたイタリアンデザイン
- コンパクトながら迫力のある低音
- バンドを感じる定位の良さ
- 特色がある4インチスピーカー
- 生産終了している
エッジが取れたイタリアンデザイン

RCF『AYRA 4』はエッジが取れたイタリアンデザインで、どんなデスクにも機材感が無く溶け込んでくれるのが気に入っている。
このデザインだからこそ、約10年の間もデスクで使い続けられたことは間違いない。スピーカーとして普遍のフォルムでありながら、エッジが取れた丸みのあるシルエットは私のデスク環境が変わろうとも馴染んでくれるだろう。
小型ながら迫力ある低音

RCF『AYRA 4』の周波数特性は、公称値で下は60Hzと低音は物足りない。しかし、実際に鳴らしてみると低音にはかなりの迫を感じられる。
バスレフポートが背面ではなく前面に備わっており、壁面の影響が少ないためボワついた印象が少ないのが大きな理由だろう。
4インチの小型モニタースピーカーは、市場でも人気のサイズだが、そのほとんどが背面バスレフポートで低音再生能力を増強している。しかし、壁面の影響を受けることで、ボワついてブーミーな低音は聴き心地が悪いと言わざるおえないだろう。
その点、RCF『AYRA 4』の低音は、再生して意味のある低音の質を確保しており、とても好印象だ。
バンドを感じる定位の良さ

今でこそ、RCF『AYRA 4』のセッティングにこだわることはないが、しっかりとセッティングにした時の定位の良さは好印象だ。
バンドの配置、距離感が感じられる定位の良さをしており、真剣に音楽を聴き込みたいという欲望に応えてくれるモニタースピーカーだろう。
特色があるモニタースピーカー

ニアフィールドモニタースピーカーとして、どのようなデスクにも溶け込み、どのような環境でも及第点の音を鳴らすことができる RCF『AYRA 4』は、まさに理想的だと感じる。
4インチモニタースピーカーは多々あれど、最近は同じようなモノが多すぎるのではないだろうか? バリエーションとして、もっと特色があるモニタースピーカーが各メーカーから発売されて欲しい。
ニアフィールドモニタースピーカーとして、完成度の高いモノを求めているなら、一度 RCF『AYRA 4』を探してみる価値があると、ぜひおすすめしたいモニタースピーカーだ。
