高音質ではなくとも、ヘッドホン独自の味がある音質。音楽を聴いていると、ふと「これはあのヘッドホンで聴きたいな」と思うことがある。
久しぶりにドンシャリサウンドで気軽に音楽を聴きたいと思うことが多くなったのを機に、ポータブルヘッドホンの名機 KOSS『Porta Pro』を購入した。
KOSS『Porta Pro』を使うのは学生時代に所有していたのを手放して以来。チープな筐体からは考えられない骨太なサウンドには、1984年の発売から今日に至るまでに、多くの人を虜にした独自の味が感じられるだろう。

- 質の良いドンシャリサウンド
- 「ニューレトロ」なギークデザイン
- 軽い装着感
- 公共の場では使用できないくらいの音漏れ
趣向に刺さるギークなデザイン

KOSS『Porta Pro』のメカメカしくレトロでギークなデザインは、好きな人には刺さるはずだ。かくいう私にはブッ刺さって抜けることはない。
そもそも1984年の発売からデザインが変更されておらず、まさに現代進行形で手に入れることができる「ニューレトロ」なデザインは、ストリートブランドの supreme がコラボアイテムに選んだのも納得だろう。
私はアクセントのブルーを強調したく、イヤーパッドを YAXY『EARPADS』に交換しているが、その点に関しても満足している。
ノリが良い芯のある低音

KOSS『Porta Pro』で音楽を聴くと、チープな筐体からは考えられない芯のある低音再生能力に驚かされる。いわゆるドンシャリサウンドと呼ばれる傾向の音からは、チープな印象をまったく受けないだろう。
オープン型なので盛大に音漏れはしているが、そのメリットとして高音の抜け感も素晴らしい。質の良いドンシャリサウンドとは、まさに KOSS『Porta Pro』の音だと感じる。
ストレスゼロの手軽さ

サッと手軽に、スッと馴染み、ドンッと音楽が聴きたいなら KOSS『Porta Pro』は、素晴らしい体験を提供してくれる。
軽いヘッドホン本体、適度な側圧が生み出す装着感はストレスゼロそのもの。勉強や作業のお供に、ながら聴きをする際は KOSS『Porta Pro』が欠かせなくなるだろう。
手元に残しておきたいマスターピース

ここまで、長々とそれっぽいことを書き連ねたが、ただ単に KOSS『Porta Pro』は、私にとってのマスターピースなのかもしれない。
学生時代、私が自分のお金で初めて購入したオーディオ機材が KOSS『Porta Pro』なのだ。当時、まだ大阪日本橋にしか「イーイヤホン」が無かった時代に、学校の帰り道に購入したのを覚えている。
大学で大阪を離れる際、一度は手放してしまったが、KOSS『Porta Pro』の味のある音は10年以上経ってもなお魅力的に感じる。
良い音質とは述べるつもりはないが、音楽を楽しく聴くためにアクセントが欲しいと思っているならば、是非おすすめしたいポータブルヘッドホンだ。
